西安金橋国際旅行会社と陝西友聯国際旅行会社

西安及び中国全土の個人旅行用車、ガイド、地元美食などのお手配いたします。

陝西「安塞腰鼓」、建国記念式典のため200人練習

陝西省安塞県の真武洞鎮では18日、200人が伝統の「安塞腰鼓」の練習に励んでいた。中華人民共和国建国60周年を迎える今年10月1日に、安塞県では1200人を北京市に送り込み、国慶節の中で行われる「国慶大典」で安塞腰鼓を披露する予定だ。
安塞腰鼓は中国の戦国時代(前403−前221年)にまで起源をさかのぼることができる伝統舞踊。単に舞踊のみならず、音楽や武術も一体となった勇壮で、動きの激しい踊りで、中国でも「天下第一鼓」と称され、人気が高い。
もともとは軍隊が兵士を鼓舞するためのもので、この「鼓舞」という言葉の由来ともなったとされる。秦の始皇帝も、軍団の最前線にこの踊り手を配置し、進軍しながら踊らせ、文字通り士気を鼓舞したと伝えられている。
あまた、戦国時代−秦代(前221−前206年)−漢代(前漢:前206−後8年))と続く中で、万里の長城の建設に派遣される兵士を送り出す踊りでもあったとされる。僻地の公共事業に送られる、悲壮感漂う兵士のモチベーションアップにつながったともいう。
 いつしか民間に広く浸透し、安塞地域の名物芸能となった。安塞人であれば安塞腰鼓が踊れて当たり前ともされ、今でも中国国内外で勇壮な踊りを披露している。(編集担当:鈴木義純)