パンダがごろごろ、でんぐり返し 陝西省
【新華社西安11月10日】中国陝西省漢中市仏坪(ぶつへい)県で、3歳のジャイアントパンダ「秦韻(チンユン)」がでんぐり返しをしながら斜面を下る楽しげな姿を見せた。(記者/孫正好)
秋空の下、楡林窟を散策 中国甘粛省酒泉市
秋空の下、楡林窟を散策 中国甘粛省酒泉市
9日、楡林窟を訪れた人たち。(酒泉=新華社配信/張暁亮)
【新華社酒泉9月18日】中国甘粛省酒泉市瓜州県の市街地から南へ約70キロ離れた楡林河峡谷に、敦煌莫高窟(ばっこうくつ)の姉妹窟として敦煌石窟芸術の一部をなす楡林窟(ゆりんくつ)がある。洞窟は43カ所で、千年以上前の壁画5200平方メートル余り、彩色塑像270体余りが現存する。シルクロードの東西文化、民族文化の融合に関する情報を保存しており、1961年に第1次全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財)に指定された。
秋空の下、楡林窟を散策 中国甘粛省酒泉市
9日、楡林窟を訪れた人。(酒泉=新華社配信/張暁亮)
秋空の下、楡林窟を散策 中国甘粛省酒泉市
9日、楡林窟を訪れた人たち。(酒泉=新華社配信/張暁亮)
秋空の下、楡林窟を散策 中国甘粛省酒泉市
9日、楡林窟を訪れた人たち。(酒泉=新華社配信/張暁亮)
秋空の下、楡林窟を散策 中国甘粛省酒泉市
9日、楡林窟を訪れた人たち。(酒泉=新華社配信/張暁亮)
秋空の下、楡林窟を散策 中国甘粛省酒泉市
9日、楡林窟を訪れた人たち。(酒泉=新華社配信/張暁亮)
秋空の下、楡林窟を散策 中国甘粛省酒泉市
9日、楡林窟を訪れた人たち。(酒泉=新華社配信/張暁亮)
2千年前の華麗な馬車を再現、レプリカ22点一般公開 中国甘粛省
県内の馬家塬遺跡で出土した馬車を復元したもので、8点が原寸大、14点が4分の1の大きさとなっている。遺跡は戦国時代後期の西戎(せいじゅう、当時の西方少数民族)貴族の墓地で、車両遺物69台と副葬品3600点(組)余りが出土した。2021年には中国「百年百大考古発見」の一つに選ばれている。
10日、馬家塬車輿博物館に展示中の復元された戦国時代の車輿。(天水=新華社記者/王紫軒)
同省文物考古研究所の謝焱(しゃ・えん)副研究館員は、馬家塬遺跡の高位者墓から出土した車両は非常に豪華で、木製車体の表面の9割以上に金や銀などの金属装飾や漆塗りの彩色文様が施されていたと説明。2千年余り前の中国の卓越した車両製造技術と金属加工技術を反映していると語った。
馬家塬車輿博物館は戎人車輿をテーマとした国内唯一の博物館で、展示ホールの面積は2700平方メートル。馬家塬遺跡の出土品500点(組)余りを展示している。(記者/王紫軒)
10日、馬家塬車輿博物館に展示中の復元された戦国時代の車輿。(天水=新華社記者/王紫軒)
中国、君主と共に生き埋めにされたパンダの骨を初めて発見
中国・漢の文帝(紀元前203~157)の墓からジャイアントパンダの骨が出土した。
中国人民日報の1日付の報道によると、陝西省考古研究所は最近、西安にある文帝の墓「覇陵」の動物殉葬坑の発掘過程で2千年以上前と推定されるジャイアントパンダの骨が出土したことを明らかにした。
陝西省考古研究所の研究員は「出土したパンダの骨は完全な骨格を備えており、頭は陵を、尾は西を向いていた」とし「このパンダは秦領山脈に生息していたパンダで、殉葬されたものと推定される」と述べた。また、「パンダの骨が墓から発見されたのは今回が初めて」と説明した。
考古学者らは、これは西安が2000年前にもパンダの生息に適した場所だったことを知らせるもので、考古学とパンダ生態研究にとって重要な史料だと評価した。
殉葬は王や貴族などの権力者が死亡して墓に埋葬される時、それに従属していた人や動物を一緒に埋葬する葬儀風習だ。現地メディアは「中国の古代人は軍馬や犬、猿など動物を殉葬する風習があった」とし「漢の文帝が国宝のパンダを好み、そのため文帝の墓にパンダが殉葬されたものと見られる」と伝えた。
陝西省の統万城国家考古遺跡公園が6日に開園
約5年に及ぶ計画、準備、建設を経て、陝西省靖辺県にある統万城国家考古遺跡公園が今月6日、正式に開園した。この公園内には、長い人類の歴史において古代の遊牧騎馬民族・匈奴が唯一残した都城跡がある。期待を胸に、1000年以上前の歴史ロマンを求めて、この遺跡公園に行ってみてはどうだろう。
統万城国家考古遺跡公園は2017年から建設が始まり、2022年9月から試験的に開放された。歴史や文化を探り、考古学を研究する絶好の場所で、昨年9月からこれまでに累計で延べ5万人以上が訪れた。
遺跡公園の総計画面積は42.6平方キロ。うち、統万城遺跡博物館や観光客サービスセンター、考古学作業施設、民泊施設といったメイン部分は約3.2平方キロだ。遺跡公園は、2022年12月に、中国の国家考古遺跡公園リストに登録され、今年5月には、国家4A級(5Aが最高)景勝地に指定された。
統万城遺跡は歴史学や考古学、民族学、人類学においても、古代の政治・経済、文化・芸術、軍事防衛、都市建設、自然環境の変遷といった面においても、極めて高い歴史的価値、芸術的価値、学術的価値を備えている。また、毛烏素(ムウス)砂漠の生態環境の変遷と、人と自然が調和して発展する歴史を見つめてきた「歴史の証人」であり、草原文化と農耕文化が互いに混ざり合う典型的なケースでもあった。(編集KN)