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西安市初の地下鉄が試験営業を開始

西安市初の地下鉄、2号線が16日、試験開業した。1000年の歴史を持つ古都で、兵馬俑の古里である陝西省西安市の地下鉄建設計画が重要な一歩を踏み出したことも示すもので、試験開業にともない、西安市は地下鉄時代を迎え、近代的国際都市への歩みを加速することになる。

  初の地下鉄の開通を祝うため、西安市は同日、簡単な開通式を開いた。沿線住民の代表、労働模範、人民代表大会(人代、地方議会に相当)代表、政治協商会議(政協、政治助言機関)委員ら数百人が招かれて一番列車に試乗した。

  2006年9月に着工した2号線は、西安の中央部を南北に縦断する地下鉄で、全長は26・3キロ。16日試験開業したのは北駅と会議展覧センター駅を結ぶ20・5キロの区間で、17の駅が設置されている。投資総額は100億5300万元。

  西安市政府秘書長の張建政氏は次のように話した。地下鉄2号線の試験開業によって、市民の長年の夢が実現した。地下鉄の開通にともない、西安は持つ中国西北地区で初めての都市、地下鉄を持つ中国で10番目の都市となった。


  古都の歴史と文化の特徴を継承、効果的に表現するために、西安地下鉄2号線は車両と駅舎の内外装に工夫をこらした。車両の内外装が秦代、漢代、唐代をイメージするものになっているほか、駅舎の内外装には、回形紋や朱雀などの伝統的文化を示す標識をあしらった。特に各駅舎に設置された46の文化景観壁は、石材などの伝統的材料とステンレススチールなど近代的材料を総合的に運用したもので、古都の歴史の沿革と姿がわかるようになっている。

  試験開業した2号線と建設中の1号線のほか、西安市では2011年から14年までの間に毎年1本の地下鉄の建設が始まることになっており、2018年までに同市の地下鉄は6本、総延長は200キロ近くに増える見込み。


  専門家は次のような考えを示している。地下鉄の開通は、観光、交通、産業に大きな影響を与えるほか、国際的大都市を目指す西安の計画を促すことにも役立つ。この目標は、中国政府が2009年に発表した「漢中〜天水経済区発展計画」のなかで打ち出されたもの。

  2020年に西安と咸陽を一体化した「大西安」が誕生すると、生産総額は1兆2000億元に達し、中心部の面積は1280平方キロを超え、総人口は1280万に達する見込み。