中国のパンダ4頭感染症 陝西省、1頭死ぬ ワクチンなく隔離
【北京=共同】中国国営の中央テレビは四日、陝西省にある野生動物の研究施設のパンダ四頭が先月、犬ジステンパーと呼ばれる感染症にかかり、うち一頭が死んだと伝えた。
犬ジステンパーは高熱や嘔吐(おうと)などを引き起こす。専門家によると、パンダに対して有効なワクチンは開発されておらず、致死率は90%以上になるとの研究もあるという。
この施設では二十頭以上のパンダを飼育している。現在、パンダ同士が接触しないように一頭ずつ隔離するなどの感染防止策を取っている。