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なぜ「東京」は日本にあって、中国には「北京」と「南京」しか存在しないのか=中国メディア

中国には「北京」や「南京」という「京」という字が名前に使用されている都市があることは日本でも広く知られている。現在の中国に「西京」、「東京」という名の都市は存在しないが、中国メディアの快資訊は3日、中国国内に「西京」と「東京」が存在しない理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、日本の「東京」については多くの中国人が知っているが、以前は「江戸」と呼ばれていたと紹介。1868年に現在の「東京」へと名を変え、今日に至っていると伝える一方、実は中国にかもかつて「東京」と呼ぶべき都市があったと紹介した。

 もともと中国語の「京」という字は「京城(首都)」という意味があり、紀元前206年に誕生した前漢西漢)は陝西省長安市が首都であったため、当時の長安は「西京」と呼んで差し支えない都市だったと主張。そして、後漢東漢)時代の都が置かれていた現在の湖南省洛陽は「東京」と言えると論じた。

 では、かつての中国人が実際に長安や洛陽を「西京」、「東京」と呼ばなかったのはなぜなのだろうか。記事は、古代の中国人は方角を重視していて、特に「北」と「南」を大切にしていたと指摘、宮殿や皇帝が座る際の向きはすべて「南」を向いていて、「東」と「西」は決して良い方角と見なされていなかったためだと主張、それゆえ首都を意味する「京」という言葉に「東」と「西」の言葉を組み合わせることがなかったと主張した。

 日本の「東京」の名称の由来は諸説あるものの、現在の中国に「東京」と呼ばれる地名がなくて良かったかもしれない。もし、中国にも「東京」があれば少なからず混乱を招くことになっただろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

東京(とうけい、とうきょう、トンキン)は、陪都制において「東の都」を意味する語である。

北宋は、東京開封府、西京河南府、南京応天府、北京大名府の4つの都を置く四京制を敷いた。東京開封府は現在の河南省開封市である。現在でも雅称として開封を「東京」と呼ぶことがある。